本規約は、株式会社シーズ（以下「当社」といいます）が提供する高齢者見守りデバイス「Olive（オリーブ）」およびその関連クラウドシステム（以下あわせて「本サービス」といいます）について、提携事業者（以下「事業者」といいます）がエンドユーザーに提供・販売するにあたり、当社と事業者との間の権利義務関係を定めるものです。事業者は、本規約に同意し、当社との契約に基づいて本サービスを取り扱うものとします。
本規約において使用する用語の定義は、以下のとおりとします。
本契約は、事業者が当社所定の申込書を提出し、当社が指定するStripeアカウントの登録を完了した時点で成立するものとします。 本契約の有効期間は契約成立日から1年間とし、期間満了の30日前までに書面による解約または更新条件の協議申し出がない限り、さらに1年間自動的に更新され、以後も同様とします。 エンドユーザーが本サービスを継続利用している場合、事業者は契約更新に応じる義務を負うものとします。ただし、契約条件についての協議は妨げられません。 当社は、Stripeアカウント連携に不備がある場合、またはStripeの承認が得られない場合には、本契約の成立を拒否することができます。 事業者が本規約に違反した場合、当社は事前通知なく契約を解除できるものとします。
当社は、事業者が本サービスを提供・販売できるよう、エンドユーザーおよびその家族等と連携可能なメッセージAPIベースのプラットフォームを準備し、利用可能な状態を維持します。 本サービスには以下の機能を含みますが、これに限りません。
当社は、本サービスの品質向上を目的として、仕様・機能の変更・追加・削除を行うことがあります。重大な変更については事前に通知します。 本サービスにおける通知機能には、LINE等のメッセージAPIを利用する場合があります。これらのAPIには、利用プランや送信量に応じた課金体系が存在する場合があり、その利用可否およびプラン選定は、事業者自身の判断と責任において行われるものとします。
事業者は、当社の定める条件の範囲内で、本サービスをエンドユーザーに提供・販売することができます。 事業者は、エンドユーザーとの契約、問い合わせ対応、初期設定支援等を自らの責任で行い、必要に応じて独自のサポート体制を整備するものとします。 当社はマニュアル、仕様書、販促資料等の提供義務を負わず、事業者は本サービスの仕組みを理解し、自身で資料や支援体制を準備する責任を負います。 事業者は、当社の事前承諾なく、本サービスに関する権利義務を第三者に譲渡、転貸、再委託してはなりません。 事業者は、当社が指定する方法に従い、販売状況やエンドユーザー情報を正確に報告するものとします。 事業者は、個人情報の保護に関する法令を遵守し、エンドユーザー情報を適切に管理します。
当社は、事業者が本サービスを提供できるよう、プラットフォームの準備・保守・運用を行います。 当社は、サービスの安定稼働を確保するため、技術的管理・監視を行い、適宜機能改善・アップデートを実施します。重大な変更がある場合には、原則として事前に通知します。 当社は、必要に応じて、販売状況や利用状況に関する報告・協議を事業者に求めることができます。 エンドユーザーから当社に直接連絡があった場合、技術的な内容に限り当社が対応することがありますが、基本的な利用者対応は事業者が行うものとします。
事業者は、本デバイス「Olive」を1台9,800円（税込）で購入するものとし、発注は10台以上の単位で行うものとします。価格は都度の発注時点で決定され、変更がある場合は当社が事前に通知します。 本サービスにかかる月額システム利用料は、エンドユーザー1契約あたり600円（税込）とし、Stripeを通じて当社に支払われます。 エンドユーザーには、サービス開始日から60日間の無料トライアル期間が付与され、トライアル終了後に自動的に課金が開始されます。トライアル終了の案内等は自動的には行われません。 事業者は、エンドユーザーに対して本サービスの利用料を自由に設定することができ、当社に対して支払う600円（税込）を上回る金額を請求することができます。
事業者は、当社指定の方法に従い、Stripe Connect（Expressアカウント）を開設・連携し、エンドユーザーからの料金回収をStripeを通じて行うものとします。 当社は、Stripeの分配機能を利用し、事業者の売上から1契約あたり月額600円（税込）を自動的に受領します。 Stripeによる決済が成立し、事業者に売上が発生した場合に限り、当社は当該金額を受領するものとします。 エンドユーザーによる支払失敗、決済拒否等により料金が回収できなかった場合、当社および事業者は当該利用料についての支払い義務を負わないものとします。 ただし、事業者のアカウント設定不備等により当社が当該金額を受領できなかった場合、事業者はその金額を当社に支払う責任を負います。 事業者は、自らの責任においてStripeアカウントを管理し、Stripeの規約に従って運用するものとします。
本サービスにおける通知等の機能において、LINEその他の外部メッセージAPIを使用する場合、当該APIの提供元が定める利用条件および課金体系に基づいて、別途費用が発生することがあります。 上記費用の発生有無およびプラン設定の選定は、提携事業者の判断および責任に基づくものとし、当社はこれに関して一切の費用負担および選定関与を行いません。 事業者は、各API提供元の管理画面または公式ドキュメントにて利用状況と費用を確認し、適切な管理を行うものとします。
事業者は、本サービスの利用にあたり、以下の行為を行ってはなりません。
当社および事業者は、相手方が本規約に違反し、相当の期間を定めて是正を求めたにもかかわらず、当該違反が是正されない場合には、本契約を解除することができるものとします。 以下のいずれかに該当する場合、当社は催告なしに直ちに本契約を解除することができます。
契約の解除により、提携事業者が既に取得したエンドユーザー契約が継続している場合でも、当社は事業者との協力を中止し、本サービスの提供を停止することができるものとします。 本条に基づく契約の解除がなされた場合であっても、当社は、提携事業者による本規約違反に起因して発生した損害について、損害賠償を請求することができるものとします。
当社および提携事業者は、本契約に関連して知り得た相手方の技術情報、営業情報、契約内容その他一切の非公開情報（以下「秘密情報」といいます）を、第三者に漏洩してはならず、本契約の履行目的以外には使用してはならないものとします。 以下に該当する情報は、秘密情報に該当しないものとします：
秘密保持義務は、本契約終了後も3年間継続するものとします。
当社は、天災、通信障害、外部サービスの障害・停止、法令改正、行政指導等により本サービスの提供が中断・停止された場合、その責任を一切負いません。 当社は、本サービスが特定目的に適合すること、効果や利益を保証するものではありません。 エンドユーザーとのトラブルや損害が生じた場合、事業者が自らの責任と費用で対応するものとし、当社は一切責任を負いません。 当社の責任は、故意または重過失がある場合を除き、直接かつ通常の損害に限られます。
本規約および本契約は、日本法に準拠します。
本契約に関して当社と事業者との間で生じた紛争については、熊本地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。